今回は勝手口の鉄製のドアの下部に錆が発生していて進行を続けた結果、小さな穴が開いてしまっていました。
お客様とご相談のもと錆止め塗料を塗装後、防水テープを貼りました。理由は水の侵入を防ぐことと、周りの淵との厚みの所に水が貯まらなくするためです。我が社で使用の防水テープは上に塗装が可能なので塗装して仕上げました!
お客様にご満足していただくことが出来ました✨
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外壁の錆について、原因から対処法まで詳しく解説します!
## 外壁の錆について
外壁は、建物の外観を形成するだけでなく、構造体を保護し、耐久性を維持する重要な役割を果たしています。特に金属製の外壁は、環境の影響を受けやすく、錆が発生することがあります。錆はそれ自体が見た目を損なうだけでなく、建物への深刻なダメージを引き起こす可能性があるため、適切な理解と対応が求められます。
### 錆の概念
錆は、主に鉄が酸素と水分と反応して生成される酸化鉄の一種です。この化学反応は「酸化還元反応」と呼ばれ、通常は電気化学的な環境下で進行します。鉄が水分や酸素にさらされると、次第に表面が腐食し、その結果として錆が発生します。
## 錆の原因
外壁に錆が発生する原因は多岐にわたります。以下に主な原因を挙げます。
### 1. 環境要因
– **湿度**: 湿気が多い環境では、金属の酸化が促進されます。特に、海岸地域では潮風によって塩分を含んだ水分が金属に付着し、錆の発生リスクが高まります。
– **酸性雨や化学物質**: 環境汚染による酸性の降雨や周囲の化学物質によって、金属表面が腐蝕されやすくなります。
### 2. 建物の設計
– **水はけの悪さ**: 外壁の設計が不適切で水はけが悪いと、金属部分に水分が留まりやすくなります。これにより、錆が発生する可能性が高まります。
– **通気不足**: 十分な通気が確保されていない場合、湿気がこもりやすく、これが錆の原因になります。
### 3. 塗装の劣化
– **塗膜の剥がれ**: 塗装が時間とともに劣化し、剥がれ落ちることで金属部分が露出し、外部の水分や酸素と接触するため、錆が発生します。
– **不適切な施工**: 下地処理が不十分な場合、塗装がはがれやすく、錆が発生する原因となります。
### 4. 物理的要因
– **機械的摩擦**: 外部の物理的な衝撃や摩擦により、表面が傷つき、塗装が剥がれることで、錆が発生しやすくなります。
– **温度変化**: 温度差により、結露が生じ、それが金属表面に付着することで湿気を促し、錆の原因となります。
### 5. サイズと厚さ
– **薄い金属材**: 薄い金属は、強度が低く、傷がつきやすいため、塗装が劣化しやすく、錆が発生しやすくなります。
## 錆の影響
錆の影響は外観上の問題だけではなく、構造的な問題にも関係します。
### 1. 外観の悪化
– 錆の発生は、建物の美観を損ないます。特に住宅や商業施設では、見た目が評価に大きな影響を与えます。
### 2. 耐久性の低下
– 錆が進行すると、金属の強度が低下し、構造の安全性を脅かすことがあります。このため、重大な損傷を引き起こす可能性もあります。
### 3. 経済的コストの増大
– 錆の発生を放置すると、修理や再塗装にかかるコストが増加します。初期の段階で適切な対策を行うことが、長期的なコスト削減につながります。
## 錆の対処法
外壁の錆を効果的に対処するためには、以下の手順を踏むことが重要です。
### 1. 早期発見と定期点検
– 錆が発生する前に定期的に外壁を点検し、異常がないか確認します。特に、湿気の多い季節や地域では、頻繁にチェックを行うことが推奨されます。
### 2. 錆の除去
– **清掃**: 錆びている部分をブラシやサンドペーパーでしっかりと除去します。軽度の錆であれば、手動での除去が可能ですが、広範囲に及ぶ場合は、専門的な機材が必要です。
– **ケミカル処理**: 錆除去専用の化学薬品を使用して、錆を溶かすことも効果的です。この処理を行う際は、必ず手袋やマスクを着用し、安全に作業を行いましょう。
### 3. 錆止め剤の塗布
– 錆を除去した後、金属部分には必ず錆止めプライマーや防錆塗料を塗布します。これにより、今後の錆の発生を防ぐことができます。
### 4. 再塗装
– 錆止め剤が乾燥した後、外壁塗料を使用して再塗装を行います。耐候性の高い塗料を選ぶことで、寿命を延ばすことができます。
### 5. 防水処理
– 外壁には防水処理を施し、水分の侵入を防ぐことが重要です。定期的な防水工事を行うことで、錆のリスクを軽減できます。
### 6. 通気性の確保
– 外壁設計時に通気を考慮し、湿気を逃がすことが重要です。また、建物周辺の植物や障害物が水はけを悪くする場合、その対策を行うことも必要です。
### 7. 定期的なメンテナンス
– 藻やカビの発生を防ぐため、外壁の清掃を定期的に行いましょう。また、また新たな劣化がないかを定期的に確認し、早期発見に努めます。
### 8. 専門業者への依頼
– 錆の問題が深刻化した場合や、自分での対処が難しい場合は、専門業者に依頼することを考えましょう。専門知識と技術を持つ業者による適切な評価と対処が行われます。
## まとめ
外壁の錆は、さまざまな要因によって引き起こされる問題ですが、早期発見と適切な対処によってその影響を最小限に抑えることができます。具体的な対策を講じることで、建物の美観と耐久性を維持し、長寿命化を図ることが可能です。錆の予防と対策は、定期的な点検とメンテナンスが肝心ですので、日頃から意識しておくことが重要です。
さいたま市を拠点にしているK-WORKSでは、外壁塗装や屋根塗装をメインに内部の塗装や防水工事も対応します。ちょっとした住宅のサインも見逃すことなく塗り替え・補修して、お客様の大切なお家を守っていきます。ご相談・お見積もりは無料です。お気軽にお問い合わせください。